正月の正式な迎え方・過ごし方|しめ飾りはいつまでに飾る?挨拶まわりは?
- 家族にしきたりある正月を味あわせてあげたい
- 神聖な気持ちで新年を迎えたい
など由緒ある正月を過ごそうと考えるている方のために、正月の正式な迎え方・過ごし方をご紹介したいと思います。
準備するまでの期間や準備するものの意味などを載せているので、参考にしてください。
スポンサーリンク
正月の準備は12月28日までに
正月の準備は、12月28日までに終わらせるのが好ましいです。
理由は、29日に準備することを「苦立て」、30・31日の場合は「一夜飾り」と呼び、避けるべき日とされてきたからです。
これについては、今から“正月に向けて準備するもの”の中でご説明していきます。
正月に向けて準備するもの
正月に向けて準備するものは、次の4つです。
- 門松(松飾り)
- しめ飾り
- 鏡餅(床かざり)
- おせち料理
それぞれの意味や準備する日などを見ていきましょう。
門松(松飾り)
門松には「神様が降りてくる場所」の意味があります。
神様に、ここですよ〜と伝えるための目印を担っているため、とても重要な飾りです。
この門松は28日までに飾りつけるのが古くからの風習で、その理由は、
- 29日(苦立て):苦が待つ(松)、二重苦
- 31日(一夜飾り):葬儀のようにあわてて1日で準備するため
など、昔から縁起が悪いとされているからです。
なので、年末にバタバタと準備をするのではなく、12月28日には飾っておくようにしましょう。
しめ飾り
しめ飾りは「神の鎮座する神聖な区域」という意味を持ちます。
歳神様に、清められた聖なる場所なのでどうぞお入りくださいと伝える役目があります。しめ飾りも門松と同じで、28日までに飾りつけてください。
鏡餅(床かざり)
鏡餅は「神様の鎮座する場所」です。
和室のあるお住まいの場合は、床の間に鏡餅を飾りますが、床の間がなければリビングに飾りましょう。
ただし、皆が見下ろすような低い位置は避け、テレビの近くといった騒音のある場所も避けるのがマナーです。
もちろんこちらも28日までに飾ります。
おせち料理
正月に欠かせないおせち料理は、本来「神様に供える食べ物」です。
中に入っている料理にはそれぞれ意味があり、どれも縁起の良いものばかりなので、素晴らしい1年を祈念して食べます。
- 黒豆:まめに働く
- えび:腰が曲がるまで長生きする
- 数の子:子孫繁栄
- 昆布巻:喜ぶにかけてある
- 栗きんとん:金運・豊かになる
- 紅白かまぼこ:縁起の良い紅白・日の出に似ている
おせち料理に関しては食べ物なので、腐らないよう12月31日の大晦日までに準備できれば良しとされています。
スポンサーリンク
挨拶まわりのタイミングは?
正月を無事迎えたら、1月7日までに親族、上司の家などへ挨拶まわりにでかけます。
このとき注意するのが、訪問する時間帯です。
どの家庭もゆっくり過ごしたいでしょうから午前中は避け、13時から16時の間を目安に訪問します。
また、いきなりではなく事前にアポイントをとっておくこともお忘れ無く。
初詣は松の内までに
初詣に行く方は、1月7日(松の内)までに行きましょう。
神社では失礼な服装は避け、お札の奉納などを行うなど、初詣ならではの様々な作法があります。
それら初詣のマナーについては、こちらの記事を参考にしてください。
正月の片付けは?
正月の飾りつけを片付けるときは、鏡餅とそれ以外で片付ける日が異なります。
- 鏡餅:1月11日の鏡開きの日
- その他:1月7日まで
鏡餅は、鏡開きの日に木槌で叩いて割るのが正しい作法です。
しかし、木槌を持って無いことのほうが多いと思いますので、水につけ柔らかくなったところをちぎりましょう。
その他の飾りは1月7日までに外し、1月15日に神社で行われる“どんど焼き”へ持っていくのが一般的です。
お年玉や年賀状については大丈夫ですか?
正月の過ごし方は以上になりますが、お年玉や年賀状のマナーは大丈夫ですか?
よろしければ次の記事も参考にどうぞ。
>>お年玉の相場はいくら?他にもやってはいけないお年玉のタブーなど
まとめ
正月の準備は12月28日までに行い、門松、しめ飾り、鏡餅をそれぞれ忘れないようにしましょう。
また、1月7日までに挨拶まわりや初詣はすませ、その期間がすぎる前に飾りを片付けてください。