初節句は何をすればいい?男の子と女の子に分けてご紹介
2017/10/14
初めての初節句では、一体何をすればいいのか、どのようなマナーがあるのかなどわからないことだらけだと思います。
しかし、難しいことはほとんどないので、気構える必要はありません。
ここでは、初節句でやることやお返しの品など、はじめての方が気になることをまとめているので参考にしてください。
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初節句には何をすればいいの?
初節句にやることは、基本的に男の子も女の子も変わりません。
どちらも、家に親戚を招待して食事会を行います。
本来は「子どもの無病息災を願う」ものですが、実際にはいただいたお祝いのお礼として開かれます。
食べ物は、ちらし寿司やタイの煮付け・塩焼きなどおめでたいものを準備し、お酒とともにふるまうのが一般的です。
最近では外食で初節句をお祝いするところも増えていますが、いただいた兜や雛人形を披露する場でもあるため、よほどの理由がなければ家へ招待するのが好ましいでしょう。
男の子の場合
男の子の場合は、鯉のぼりや兜などを飾ってお祝いします。
また、縁起の良いちまきや柏餅を用意するのが一般的です。
時期がゴールデンウィーク真っ只中なので、招待する方へは1月以上前には連絡することをおすすめします。
外食を検討している場合も同様に、お店へ早めに連絡することをお忘れ無く。
女の子の場合
女の子の桃の節句は、雛人形や市松人形を飾ってお祝いします。
男の子と違ってちまきや柏餅は用意しませんが、はまぐりの汁物はよく出される定番メニューです。
理由は、2枚の殻がピッタリ合うことため「良きパートナーと巡り会う」といわれているから。
他にも、定番のひなあられや菱餅を出すこともあります。
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お返しの金額や渡す時期は?
お返しは、いただいた額の3分の1から2分の1程度の品を返すのが一般的です。
ご祝儀の相場が5,000〜10,000円なので、1,500〜5,000円くらいのものを選びます。
また、お祝いをいただいた全ての方にお返しするのではなく、
- 初節句を欠席された方
- 初節句のお祝いの席を設けなかった場合
など、お礼をできなかった方に限ります。
お祝いの席に参加された方には、その招待自体がお返しを兼ねているので、渡さなくてOKです。
お返しの渡す時期は、男の子なら5月中、女の子なら3月中と、節句の月のうちに渡しましょう。
お返しに選ぶといいもの
初節句のお返しには、次のようなものがよく選ばれます。
- お菓子の詰め合わせ
- 日用品(調味料や洗剤など)
- タオル
- カタログギフト
相手の食の好みなどがわかるようであれば、お菓子や調味料でいいと思いますし、分からなければカタログギフトが無難です。
選ばない方がいいもの
逆に選んではいけないもの、避けるべきものは次のとおりです。
- お茶や海苔:弔事を連想させるから
- 生物:腐るのが早いから
- ハンカチ:てぎれ=縁を切ると連想させるから
- 櫛(くし):「苦」や「死」を連想させるから
このあたりは、他のお祝い返しのタブーとあまりかわりません。
熨斗(のし)には子どもの名前を書くように!
初節句のお返しにつける熨斗には、子どもの名前を書くのが常識です。
他のお返しのように、ついついご自身の名前を書いてしまわないよう注意してくださいね。
まとめ
初節句は、家に親戚を招待して食事をすればOKです。
ちらし寿司や鯛など、おめでたい料理で迎えながら、いただいた雛人形や兜などを披露しましょう。
また、お祝いをもらったけれど参加されなかった方へは、お返しを渡すことをお忘れ無く。