意外と知らない旅館でのマナー8つ|心付けは必要?
2017/10/14
日常を忘れゆったり楽しめる旅館では、マナーを守って素敵な時間を過ごしたいものです。
ところが、旅館には独特のマナーがあるので意外と知らない方も多いと思います。
そんな方のために、ここではおさえておきたい旅館でのマナーをご紹介していますので、参考にしてくださいね。
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目的や要望は事前に伝えておく
必ずというわけではありませんが、旅館を予約するときは「どういう目的で利用するのか」を伝えるのがおすすめです。
- 結婚記念日
- 誕生日
- お祝い事
などの目的を伝えると、料理の内容を変えてくれたり、ちょっとしたサプライズを用意してくれたりする場合があります。
また、こちらからリクエストすれば、ある程度応えてくれることも。
他にも、食べれないもの、やめてほしいことなどの要望があれば、一緒に伝えましょう。
靴はそのままでOK!荷物は運んでもらおう
旅館の入り口に到着すると、係りの方が出迎えにやってくることがほとんどです。
荷物は、その係りの方に運んでもらってください。
また、旅館へあがるときに靴をそろえる必要はなく、正面を向いたまま脱いでおいてかまいません。
もちろん自分で揃えても悪くはありませんが、せっかく係りの方がいるのでお任せしましょう。
部屋での荷物置き場に注意
部屋へ通されてまず気をつけたいのが、荷物を置く場所です。
床の間といえば、程よく奥行きがありつい物を置いてしまいそうなスペースですが、空間の格を高めるための大切な役割を持っています。
なので、財布や携帯は床の間ではなく、テーブルや畳の上に置くのがマナーです。
また、重いトランクケースなどは畳を傷つけるおそれがあるので、入り口や縁側などに置くなどの気遣いができると言うことありません。
お風呂へは浴衣で往来してもいい
旅館の楽しみでもあるお風呂へは、浴衣で往来して大丈夫です。
ただし、浴衣で出歩くときは丹前(綿の入った薄いハッピのようなもの)を羽織っていくのがマナーなので、忘れないようにしてください。
浴衣はハダけていると品がなく見えるので、その点にも注意しましょう。
それと、入浴後に濡れたタオルを持ち帰って部屋で干すのはNGです。タオルが欲しいときは新しいものをもらってください。
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帰る際は少しだけ部屋を片付けておくと◎
「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があるように、帰りはある程度綺麗にしておくのが大人のマナーです。
浴衣は軽くたたみ、使ったお茶碗やゴミはまとめておきます。
布団はたたまなくていいですが、掛け布団を整えるくらいはしておきましょう。
旅館によっては部屋で清算することも
高級な旅館になればなるほど、清算を部屋でおこなうことが多いです。
なので、清算をしたいときはフロントへ電話をかけ「チェックアウトをお願いします」と伝えます。もし部屋で清算するのであれば、すぐに来てくれます。
このとき、相手に料金を知られたくないのであれば、事前に担当の方へお願いしておくと対応してくれるのでおすすめです。
部屋での清算をうっかり忘れてフロントであたふた!なんてことにならないよう、覚えておきましょう。
粗相をしてしまった場合はすぐに伝える
- 部屋でお茶をこぼした
- お茶碗を割った
- 汚してしまった
など、何かしらの粗相をしたら正直に話すのがマナーです。
旅館側は、黙っていたために気づかず、次のお客さんを困らせる方が迷惑と感じます。
多少の粗相ならば気持ちよく対応してくれるので、そこまで心配せずにすぐ教えてあげてくださいね。
心付けを渡す必要はある?
心付けとは、お世話をしてくれる仲居さんに渡す「チップ」のようなもので、旅館ならではの風習です。
そのため、必ず渡さなくてはいけないものではありません。
素晴らしい対応をしてもらい、どうしても感謝の気持ちとして渡したいのであれば、2,000〜5,000円をポチ袋に入れて渡すのが正しいマナーです。
カップルなら男性が、夫婦なら奥さんが渡すのが一般的です。
まとめ
以上の8つが旅館での基本的なマナーです。
旅館は和食を出すところが多いですが、和食のマナーに不安がある方はこちらの記事も参考にどうぞ。