年賀状のマナーは大丈夫?忌み言葉や文例をご紹介
年賀状に句読点を使ってはいけないと知っていましたか?
もし知らないようであれば、年賀状のマナーをしっかり再確認することをおすすめします。
ここでは、年賀状のマナーについてご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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個人用とビジネス用に違いはある?
親族や友人に送る個人用と、上司や同僚に送るビジネス用ですが、大きな違いはありません。
新年の挨拶をし、日頃の感謝を伝えます。
しいて違いを挙げるとすれば、ビジネス用では丁寧な言葉遣いをするくらいのものです。
文例は記事後半でご紹介しているので、言葉遣いが不安な方は参考にどうぞ。
年賀状のマナー
1月1日に届くように投函する
年賀状は、1月1日の元旦に届くのがベストです。
日本郵便の公式ホームページによると、できるだけ12月25日までに投函してくださいと明記されています。
また、一応25日から28日の間に出された年賀状も、なるべく元旦に届くよう努力してくれるそうです。
ですが、確実に届けるなら余裕を持って25日までには出しましょう。
住所は略さない
年賀状の宛先、自分の住所は、都道府県からきちんと書くのがマナーです。
「相手が同じ地域だから都道府県は省略してもいい」などというルールはありません。
もちろん略しても届くことはありますが、マナーとして“丁寧さ”を忘れないことが大切です。
敬称をきちんと使い分ける
名前に対する敬称は、基本的に次の2つが使えていれば問題ありません。
- 個人宛:様
- 会社宛:御中
また、教師、弁護士、議員などの場合は「先生」を使っても大丈夫です。
句読点は使わない
「、」や「。」などの句読点は使いません。
理由は諸説ありますが、年賀状の習慣が生まれた頃に句読点がなかったから等といわれています。
親しい友人などの場合は差し支えないでしょうが、上司や目上の方へ送るときは注意してください。
自筆でひと言添えると◎
最近の年賀状は、パソコンで絵や文面を選び、プリントアウトするだけなのでとても簡単に作れます。
ただし、そのまま送るよりも、自筆でひと言添えると温かみが増します。
友人に出すハガキなら、
上司に出すハガキなら、
など、それぞれに合った内容のひと言を考えてみてください。
こんな場合はどうしたらいい?
年賀状を出し忘れていた場合
気がついたら大晦日!しかも年賀状を出してない!
そうなると、元旦にはまず届きませんが、実はそこまで大きな問題ではありません。
元旦に届くのがベストですが、マナー上は1月7日(松の内)までに届けば良いとされています。
なので、大晦日に気づいたとしても大急ぎで投函すれば大丈夫です。
相手が喪中だと後で気づいた場合
相手の弔事に気づかず年賀状を送ってしまった場合、すぐにお詫びの連絡をしてください。
そして、1月7日以降に「寒中見舞い」としてお悔やみを伝えましょう。
出してない人から遅れて年賀状が届いた場合
出してない人から、1月5日、6日などに遅れて年賀状が届くことありませんか?
準備していない、ハガキが足りないなどで、なかなかすぐには出せないと思います。
その場合は、1月7日以降に「寒中見舞い」として出せばOKです。
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年賀状で使わない方がいい忌み言葉
- 枯れる
- 衰える
- 破れる
- 失う
- 去
- 死
- 血
- 無
などの言葉は、めでたい年賀状にはふさわしくないため、使ってはいけません。
特に「去」は「去年はお世話に…」などで使いがちですし、「衰える」は「最近は体力も衰えて…」など、意外と使いがちなので注意してください。
すぐに使える年賀状の文例
知人・友人宛
あけましておめでとうございます
昨年は色々とお世話になりありがとうございました
今年もどうぞよろしくお願いいたします
平成○年 元旦
もしくは、もう少しフランクな文でも良いでしょう。
あけましておめでとう!
昨年は仕事に慣れるので精一杯だったけど、今年は余裕を持てるように頑張るから遊びに行こうね!
本年が○○にとって素敵な年でありますように。
平成○年 元旦
親族宛
ご無沙汰しております
お変わりなくお過ごしでしょうか
こちらはおかげさまで元気に暮らしております
まだまだ寒い日が続きますのでお体にはお気を付けください
平成○年 元旦
上司宛
謹賀新年
昨年は公私にわたり大変お世話になりました
本年もご期待に添えるよう精進する所存です
ご家族の皆様のご多幸を心からお祈り申し上げます
平成○年 元旦
まとめ
意外と知らない細かい決まりや、使ってはいけない忌み言葉など、様々なマナーがあります。
1年の最初の挨拶なので、失礼のないよう注意しましょう。