香典返しを渡す時期や品物選びのマナーなど
2017/10/14
故人を偲んでいただいた方へ香典返しをするなら、時期、金額、品物など気をつけるべきマナーがいくつかあります。
ここでは、香典返しを渡す時期や品物選びのマナーをご紹介しているので、参考にしてください。
スポンサーリンク
香典返しを渡すべき人は?
まず香典返しを渡すべきかどうかの確認ですが、次のどちらかに当てはまる場合は渡します。
- 葬儀当日に不手際で当日返しが渡せなかった
- いただいた香典の金額が大きかった
当日返しというのは、葬儀に参列いただいた方へ、その場で渡す香典がしのことです。
この当日返しを渡していて、なおかつ金額も一般的な3,000〜5,000円の間であったなら、香典返しは不要と考えましょう。
香典返しは忌明け後
香典返しは「忌明け後(四十九日法要)から1ヶ月以内」を目安に渡します。
香典返しは、お悔やみいただいた方へのお礼と、無事に弔事を終えたことを伝えるためのものです。
なので、基本的には四十九日が終わり、お礼のあいさつ状と一緒に渡すのが正しいマナーとされています。
また、本来ならば直接持参すべきですが、諸事情によりなかなか会えないのであれば、郵送してもかまいません。
香典返しの金額は?
香典返しの金額は、いただいた金額の3分の1から2分の1程度が目安です。
高価なお返しは相手に気を遣わせてしまうので、どれだけ高くても香典の半額以内に抑えるようにしましょう。
スポンサーリンク
香典返しに選ぶべきもの
香典返しに選ぶ品物は、使って無くなるものが良いとされています。
理由は、弔事が縁起のいいことではないので「あとに残さない」という考えから、すぐに使えて無くなるものが好まれるようになりました。
と言っても想像しづらいかもしれませんので、好まれる品物をいくつかご紹介したいと思います。
お茶やコーヒー
お茶やコーヒーは、香典返しの定番としてよく選ばれています。
価格もピンからキリまであるため、様々な金額に対応しやすいのも好まれる理由の1つです。
ただし、同じ飲み物でもお酒はNG。お祝いごとを連想させるため、避けてください。
海苔や調味料
海苔や砂糖など、日常的に使う機会の多い食品、調味料も好まれます。
ただし、同じ調味料でもお祝いごとでよく使われる「昆布」などは避けるのがマナーです。
消耗品や日用品
お茶もコーヒーも飲まない、調味料の好みもわからないのであれば、石鹸やタオルなどを渡すのもありです。
相手の好みのブランドや、好きな素材などのものを渡せると、なお良しです。
カタログギフト
相手の趣味嗜好が何もわからない、できるだけ喜ばれるのものを渡したいなら、カタログギフトもおすすめです。
相手が自由に選べますし、設定金額の幅も広いため高額な香典にもスマートに対応できます。
香典返しで避けるもの
香典返しで避けるものは、次のとおりです。
- お祝いごとで使われるもの(お酒や昆布)
- 生物(肉や魚)
- 金券類(金額がわかってしまうため)
また、使えずなくならないような「置物」なども、選ばないよう注意してください。
まとめ
香典返しは、四十九日が終わってから1ヶ月以内に、香典の3分の1から半額の品物を選ぶのがマナーです。
渡す際は、お礼のあいさつ状も忘れずに添えてくださいね。