御香典のマナーがすぐわかる!金額や香典袋の種類など
2017/10/14
お通夜・葬儀での香典マナーを、金額、香典袋の種類、表書き、名前の書き方、の順にまとめているので参考にどうぞ。
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御香典の金額
香典の金額は、亡くなられた方との関係で大きく変わってきます。
目安としては、親族の場合が最も高く、友人や会社関係の場合が同じくらいです。それぞれの相場は次のとおりです。
親族:10,000〜100,000円
- 両親:30,000〜100,000円
- 兄弟:30,000〜100,000円
- 義父母:30,000〜50,000円
- 義兄弟:30,000〜50,000円
- 祖父母:10,000〜50,000円
- 叔父母:10,000〜30,000円
- その他の親族:3,000〜30,000円
金額に幅があるのは、年齢や付き合いの度合いによって変わるからです。
例えば、あなたの年齢が20代の場合は最も低い額でもかまいませんが、30代だと中間の金額、40代以降になると最も高い金額を包むのが一般的です。
また、疎遠の場合も低い金額で包む方が多いようです。
友人・知人:3,000〜10,000円
友人、知人の場合は、3,000〜10,000円が一般的です。
仲の良い御友人がお亡くなりになられたのなら、5,000〜10,000円が多いですが、ご近所さんなど知人程度の付き合いなら、3,000〜10,000円の間でもかまいません。
明確な基準はないので、目安程度として参考にしてくださいね。
会社関係:3,000〜10,000円
- 上司:5,000〜10,000円
- 同僚・部下:5,000〜10,000円
- 上司の家族:3,000〜10,000円
- 同僚・部下の家族:3,000〜10,000円
会社関係の場合は、上司、同僚、部下は同じ額です。また、上司や同僚の家族になると、その半額程度が目安になります。
会社の組合規定などで金額が定められている場合は、そちらに従ってください。
ピン札はNG
香典マナーとして、ピン札を包むのはNGとされています。理由は、前もって用意していたと捉えられる場合があるからです。
どうしても手元にピン札しかない場合は、包む前に折りたたんで折り目をつけてから入れるといいですよ。
また、包む金額は4,000円や9,000円といった、死・苦を連想させる数字を避けるのもマナーです。
香典袋の種類
香典袋の種類は、相手の宗教に合わせるのがマナーです。
仏教の場合は、上の画像のような水引(白と黒の飾り)が「結び切り」の形になっているものを選びます。
これは、「不幸なことがこれっきりになるように」という意味が込められています。
キリスト教の場合は、上の画像のような十字の描いてある香典袋です。
とはいえ、訃報は突然くるものですし、相手方の宗教を知らない場合が多いと思います。
そんなときは、白の袋で、白黒もしくは銀の水引き(結び切り)のもを選ぶのが無難です。
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香典袋の表書き
故人の宗教がわからない場合は、「御霊前」と書くと、仏教、神道、キリスト教に対応しているので間違いありません。
ただし、故人の宗教がわかっている場合は、
- 仏教:御霊前、御香料
- 神道:玉串料、御神前
- キリスト教:御花料
など、それぞれの宗教に合わせて表書きを変えるとベターです。
書くときの色は薄墨(グレー)
香典袋の表書きや名前は、薄墨とよばれるグレーで書くのがマナーです。
元は「涙でにじんだ」や「突然なので墨をする時間がなかった」という意味がありましたが、まぁ形式的なものとして覚えておくと良いと思います。
香典袋の名前の書き方
個人の場合は、そのまま真ん中に書けばいいですが、連名や会社、グループで包む場合は少し違うので注意してください。
連名の場合
連盟の場合は次のように書きます。
- 2名:中央に1名、その左側に1名
- 3名:中央に1名、その左側に2名書く
- 3名以上:中央に1名、その左下に他●名と書く
この際、お金を入れる中袋の中に、それぞれの名前・住所・金額を記入した紙を入れます。
会社の場合
会社の場合は、会社名義なのか部署なのかで異なります。
- 会社名義:中央に代表取締役の名前、右側に会社名
- 部署など:中央に「○○部一同」、右側に会社名
仲の良い部活仲間などでまとめて包む場合も、○○部一同といった書き方で大丈夫ですよ。
まとめ
香典の金額の目安は次のとおりです。
- 親族:10,000〜100,000円
- 友人・知人:3,000〜10,000円
- 会社関係:3,000〜10,000円
また、香典袋は白黒、もしくは銀の結び切りを選び、表書きは「御霊前」と書くとどの宗教にも対応しているので無難です。