上司がガッカリする間違った敬語7選|了解です・ご苦労様ですはNG
2017/10/14
正しい敬語を使ったコミュニケーションは、社会人として当たり前のスキルです。
つまり、間違った敬語を使っているようであれば、上司や取引先などから失望されかねないということです。
ここでは、上司に使ってはいけない間違った敬語をご紹介しているので、参考にしてください。
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了解です
仕事内容の指示などを受けた際に「了解です!」と元気に返事をしていませんか?
了解とはそもそも、上の立場の人が、下の立場の人へ許可を下すときに用いられる言葉です。
とうことは、語尾に「です」をつけて敬語っぽくしても、もともとの言葉の意味からして敬語にはなりません。
なので、上司に対してわかったと返事をするときは、
- かしこまりました
- 承知いたしました
などの言葉を使いましょう。
なるほどですね
上司との会話で同意・納得したときに「なるほどですね」と返事をしている方は要注意です。
なぜなら、なるほどですねは「なるほど、そうですね」を略した言葉だから。
難しいを略した「むずい」や恥ずかしいを略した「はずい」などの言葉は、とても失礼に感じませんか?これと同じです。
同意や納得の意思を示すときは、
- おっしゃるとおりです
- なるほど、そうですね
など、丁寧に言い換えたり、略さず言うように注意してください。
さすがですね
目上の人の手腕や功績などを目の当たりにし、つい賞賛したくなったとしても、さすがですねと言うのはNGです。
言葉が敬語ではないのではなく、さすがですと“褒める行為”自体がよくありません。
なぜなら、褒めるというのは目上の人が部下などを評価するときに行う行為だからです。
とはいえ、何も言わないのも良くないので、次のような言葉を使いましょう。
- 勉強になります
- ありがとうございます
すみません(謝罪)
謝るときの「すみません」は敬語ではないので失礼です。
正しい敬語は、
- 申し訳ございません
です。怒られているときに間違った敬語を使うと、火に油を注ぐことにもなりかねないので、十分注意してください。
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すみません
こちらは、謝罪ではなく「すみません、ここよろしいでしょうか?」など、1度ことわりを入れる際のすみませんです。
これも敬語ではないので、実はNG。
正しい敬語に言い換えると、次のようになります。
- 恐れ入ります。ここよろしいでしょうか?
同じすみませんという言葉ですが、謝罪とは変化の仕方が違うので、混同しないように意識しましょう。
ご苦労様です
上司が先に退社するときに、「ご苦労様です」なんて声をかけるのはかなり失礼です。
ご苦労様の言葉は、本来なら部下の頑張りに対して上司が「苦労をかけたな」と労うためにかけるものです。
語尾にですを付けたからといって、敬語になるわけではありません。
先に退社する上司に対しては、
- お疲れ様でした
と声をかけるのが、大人の正しい言葉遣いです。
お疲れ様でした
上司よりも先に退社するときは「お疲れ様でした」と声をかけてはいけません。
言葉自体は敬語なのですが、より適した言葉があるため、そちらを使うのが好ましいとされています。
その言葉は、
- お先に失礼させていただきます
です。こちらの方が、より丁寧な感じがしませんか?
これに関しては微妙なところですが、より印象の良い言葉を使うに越したことはないので、こちらをおすすめします。
まとめ
上司や目上の方に対する正しい敬語の使い方は、次のとおりです。
- 了解です → かしこまりました
- なるほどですね → おっしゃるとおりです
- さすがですね → 勉強になります
- すみません → 申し訳ございません
- すみません → 恐れ入ります
- ご苦労様です → お疲れ様でした
- お疲れ様でした → お先に失礼させていただきます
それぞれ似た言葉でも、パターンによって使い分けが必要なので、ぜひ覚えておきましょう。