フレンチのコース内容をチェック|アラカルトの注文マナーなども
2017/10/14
おしゃれなフレンチでディナーを楽しむなら、コース内容や注文マナーは知っておくに越したことありません。
知らないがゆえに恥ずかしい思いをしたり、困ったりすることもあります。
ここでは、フレンチのコース内容やアラカルトの注文マナーをご紹介しているので参考にどうぞ。
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フレンチのフルコース内容
フレンチのコース内容は、大きく10のパートに分かれています。
イタリアンとは違うので、混同しないよう上から順を追ってご説明していきたいと思います。
①突き出し
最初の料理は、ひと口サイズのオードブルです。
これは、お店によって出すところと出さないところが分かれますが、出てきた際は食前酒と一緒に楽しみます。
②前菜&パン
ひと口サイズのオードブルが食べ終わると、前菜とパンが登場します。
前菜が数種類でてきた場合は、冷たいものから温かいものの順番に食べるのがマナーです。
また、一緒にでてくるパンは、口の中の掃除や口直しの役割があります。
そのため、基本的にはパンを追加注文しても料金はかかりません。(一応お店に確認することをおすすめします)
③サラダ
前菜のあとのサラダには、メインの肉料理により血液が酸性化するのを防ぐ意味があります。
④スープ
フレンチでは、メイン料理の前にスープを出します。
スープを飲むときは、ズズズと音を立てずに、スープで食べるように口へ運んでください。
ちなみに、フレンチのスープはコンソメ仕立てのものが多いです。
⑤魚料理
メインは、魚料理から肉料理の順に出てきます。
切り身の魚なら、ナイフとフォークを使ってひと口サイズにカットし、少しずついただきます。
また、エビなどの甲殻類は身を殻から剥がして、それからひと口サイズにカットしましょう。
⑥ソルベ
肉料理を食べる前に、口直しとして出されるシャーベットです。デザートではありません。
お店によっては、このタイミングでサラダを出すところもあります。
⑦肉料理
フレンチの肉料理は、鮮やかに盛り付けてあるものが多いです。
当たり前ですが、フォークとナイフを使い、ひと口サイズにカットしてから口へ運びます。
秋から冬にかけてのフレンチでは、ジビエ(シカやイノシシ)を使ったお肉が使われることも多いです。
⑧チーズ
メインの後に、チーズが出てくることがあります。
これは、メイン料理の余韻を味わうためのもので、ワインと一緒にゆっくりいただくのがスマートな楽しみ方です。
ただし、お店によっては出てこないところもあるのであしからず。
⑨デザート
フレンチのデザートは、次のようなスイーツが登場します。
- ムース
- タルト
- プディング
- ババロア
お店によっては、好きなものを好きなだけお皿に持ってもらえるところもあります。
また、スイーツと一緒に季節のフルーツが盛り合わせになることもありますよ。
⑩コーヒー
食後のコーヒーは、小さなデミタスカップで提供されます。
「プチフール」といって、小さなケーキやチョコレートが一緒にでてくることもあります。
以上が、フレンチのコース内容です。
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アラカルトの注文マナー
アラカルトとは、コースとは違い、好きな料理を好きなように個別注文するスタイルのことです。
特にこれといったマナーはなく、アラカルトの1皿は量が多いので、コースと同じ内容を注文しなくてOK。
まずはメイン料理を決めて、それからメインに合う前菜を選びます。足りなそうであれば、追加してもかまいません。
メインに合う料理が分からないときは、スタッフに素直に聞きましょう。
デザートやコーヒーは、メインディッシュを食べ終えた後に注文するので、最初にオーダーする段階では決めてなくて大丈夫です。
あまり量を食べれない方は、アラカルトがおすすめ。
覚えておきたいフレンチ用語
メニュー表を見るときや、ウェイターさんとの会話で困らないように、フレンチ用語をいくつかご紹介したいと思います。
アミューズ
「突き出し」のことです。
オードブル
フレンチでは「前菜」のことを指します。
料理を大皿に盛り付けた日本のオードブルとは違うので、間違えないようにしてくださいね。
ポワソン
「魚料理」のことをポワソンといいます。
ヴィアンド
「肉料理」のことです。
調理方法の名称
- コンフィ:低温の油でじっくり加熱した肉料理
- ポワレ:バターや油を使いフライパンで焼く料理
- ラグー:煮込み料理
- ロティ:ロースト・オーブン焼き料理
- グリエ:網焼き料理
- フリカッセ:クリーム煮
シャンピニオン
きのこの総称のことですが、主に「マッシュルーム」を指すことが多いです。
まとめ
フレンチは、イタリアンよりも少しだけコース内容が多く、料理のタイミングも異なります。
イタリアンについてはこちらでご紹介しています。