中華料理を食べるときに気をつけたい6つのマナー。上座や作法なども
2017/10/14
- 円卓の上座・下座
- ターンテーブルの使い方
- 料理の食べ方
などなど、中華料理を食べ慣れない方からすると、わからないことがたくさんあると思います。
ここでは、中華料理を食べるときのマナーをご紹介しているので、参考にしてください。
スポンサーリンク
上座は入り口から最も遠い席
中華料理の席では、出入り口から最も遠い場所が上座になります。
その逆で、出入り口に最も近い場所が下座になり、主催者の方などが座ります。これに関しては、日本の上座・下座と変わりません。
円卓ではなく、四角いテーブルに通された場合も、日本と同じように出入り口から遠いところが上座です。
ターンテーブルには4つのルールがる
日本の食卓では見慣れないターンテーブルは、次の4つのルールを覚えておきましょう。
乗せていいのは3つだけ
まずターンテーブルの上に乗せていいものですが、
- 料理
- 取り皿
- 調味料
この3つ以外は置いてはいけません。
飲み物やコップなどを乗せたまま回し、誰かへ渡すようなことは行儀が悪いので避けます。
必ず目上の人から取る
中華料理に限ったことではありませんが、料理は目上の方から取るのがマナーです。
美味しそうな料理が目の前にあったとしても、自分の番になるまで絶対に箸をつけてはいけません。
回すときは時計回り
ターンテーブルは回す方向に決まりがあって、必ず時計回りに回すのがマナーです。
すぐ左手に食べたいものがあったとしても、右へ回してひと通り取り終えてから、最後に取るようにしましょう。
また、食べるタイミングは皆が取り終えてから全員一緒に食べます。
他の人が取っているときは回さない
当たり前ですが、他の人が料理を取っているときには回してはいけません。
誰も取っていないか確認するくらいの余裕を持つことが大切です。
1つのお皿に1つの料理
日本では1つのお皿にいくつか料理を取ることも珍しくありませんが、中華では1品につき1皿使うのがマナーです。
他の料理と混ぜることを良しとしないので、日本との違いに注意します。
その代わり、ターンテーブルに乗っている取り皿は、遠慮なく使ってください。
また、食べ終わったお皿は重ねて良いのも、和食や洋食とは違う点です。使い終わったお皿は重ねて、店員さんに下げてもらいましょう。
スポンサーリンク
お皿は持たない
中華では、お皿を一切持ち上げません。
食べるときはもちろん、料理を取るときでさえも持ち上げません。持ち上げるのはマナー違反なのです。
日本人なら、お皿を持つ習慣が身についていると思うので、ついついやってしまわないよう注意してくださいね。
取り分けは原則しない
先ほどの「お皿は持たない」でわかると思いますが、誰かに取り分けることも原則しません。
それぞれが、自由に自分のお皿へ取っていくのが中華料理のスタイルです。
なので、日ごろ料理を取り分け慣れている女性の方も、中華料理ではそのような気は使わなくて大丈夫です。
れんげには持ち方がある
れんげを使うとき、上の画像のような持ち方をしていませんか?
この持ち方、中華料理を食べるうえでは間違いです。
れんげは、人差し指をれんげの窪みに沿って置き、親指と中指で挟んで使うのが正しい使い方です。
知らない方が多いので、これを知っておけば「きちんとマナーを知っている人」という印象を与えることができますよ。
まとめ
中華料理は、和食や洋食と比べてテーブルマナーはそこまで多くありませんが、これらのマナーは覚えておきましょう。