仏壇をお参りするときの作法|お線香は立てる?寝かせる?
お付き合いをしている人や配偶者の家へ行ったとき、仏壇があったらお参りしますよね?そこで正しい線香のあげ方を知らないようでは、常識がないと思われかねません。
そうならないためにも、お参りの作法を手順から順に確認していきましょう。
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お線香をあげる手順
まずお線香をあげる手順ですが、大まかな流れは次のとおりです。
- 仏壇に向かって一礼
- ロウソクに火を着ける
- 線香に火を着ける
- 線香を香炉へ入れる
- 手を合わせる
特別難しいことはありませんが、火の消し方、線香を香炉へ入れるときなど、少し気をつけるポイントはあります。
気をつけたいお線香のマナー
マッチの火を消すときは火消しツボ
まずロウソクに火をつけた後のマッチの処理ですが、火消しツボがあるならそれを使って消します。
しかし、どれかわからない、もしくは無い場合は、マッチの火を左手であおいで消してもかまいません。
口でフッと吹いて消すと、非常識と思われることがあるのでやめましょう。
理由は、口は不浄のものなので、仏様に対して失礼になるからだといわれています。
線香の火を消すときは左手であおぐ
線香の火を消す時も、口では吹き消しません。
右手で線香を持っているはずなので、空いた左手を使ってあおぎ消します。
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線香は立てる?寝かせる?
香炉に入れる線香を、立てるのか、寝かせるのかは宗教によって異なるため、どちらともいえません。
もしその家でのあげ方が、香炉に立てるのなら真似して立ててもいいでしょう。寝かせる家なら、寝かせても大丈夫です。
また、線香を折るかそのままかに関しても、立てる寝かせる問題と同じで正解がありません。
波風立てたくないなら、家の作法を真似るといいでしょう。
おりんは鳴らす?
おりんは鳴らすのが一般的です。
おりんの音には、「これから供養をさせていただきます」という意味が込められているので、線香をあげるのに必要なことです。
また、叩く回数に決まりはありませんが、あまり叩いても迷惑なので、1〜2回にとどめておきます。
お金は必要?
仏壇をお参りするときは、法事でない限りお金は必要ありません。
厳密にいうと、地域によっては小銭を用意するところもありますが、全国的ではないのでなんとも言えません。
九州では、100円や500円をあげる地域もあります。
もし不安なら、事前に小銭を用意しているかどうかの確認だけしておきましょう。
お金でなく何か用意したい方は、お供え物を渡すのはありです。といっても、これも強制ではありません。
まとめ
お線香をあげるときは、次の手順で行います。
- 仏壇に向かって一礼する
- ロウソクに火を着ける
- 線香に火を着ける
- 線香を香炉へ入れる
- 手を合わせる
火の消し方や線香の扱いについて、少しマナーがあるので、その点にだけ注意してください。